顔や体がかゆいな、カサカサするな、と冬になるとそんな症状に悩まされることが多くなります。
そう、乾燥肌です。
しかし、冬だけのものではありません。
一年間を通して悩む人が多くなってきています。
乾燥肌は皮脂分泌量が低下してきたり、角質細胞間脂質などが減少してきたことが原因で、角質層の水分量が低下してきている状態で、皮脂やセラミドなどによる保湿機能がしっかりと働いていない状態が続いている肌のことです。
乾燥肌の皮膚はうるおいがなく、柔軟性もなくなりもろくなっています。
直接的な原因は、年齢、睡眠不足、ストレスなどによって皮脂分泌量が低下したり、洗顔などで肌に備わっている保湿機能、角質細胞間脂質などの減少、腎不全、栄養障害、アトピー性皮膚炎などがあげられます。
肌がカサカサしている、洗顔した後顔がつっぱる、年齢の割にしわが多い、化粧のノリが悪い、保湿クリームなどを塗らないとすぐにかゆくなる、というような症状が出ている場合は、ほぼ乾燥肌だと判断して間違いないです。
ちょっとわかりにくいのが自分は脂肪肌だと思っているのに、実は乾燥肌だったという場合あります。
見た目には脂肪肌なのですが、顔全体が脂っぽい人もいれば、部分的だけ脂っぽいという人もいます。
このような場合脂肪肌だと思っていても乾燥していることが多く、肌トラブルが深刻になりやすく注意が必要です。
間違えやすいのが敏感肌です。
敏感肌と乾燥肌はどちらも同じものだと思われてしまいますが、この二つは別のものなのです。
敏感肌は、医学的には敏感肌という病名等はないのですが、髪の毛がちょっと触れただけでも刺激となってしまうような肌。
普通なら問題のないような小さな刺激に対して過剰に反応し、肌が赤くなったりかゆくなるような肌のことをいいます。
乾燥肌と敏感肌はよく似ているので、自分がどちらなのかを良く判断してから対策をしていくようにしましょう。
