コラーゲンとヒアルロン酸は保湿力の高さから化粧品の中に含有されていますが、一緒に用いられている事案が多い事から各々の違いに関してあまり理解されていません。
ただし、どちらも人体を形成するための要素として欠かす事ができない重要な働きをしています。
コラーゲンとヒアルロン酸の差異を認知する前に共通点から理解するとわかりやすいです。
2つの成分に共通している事は共に軟骨にあるという事です。
関節には軟骨と呼ばれる物があるのですが、重たいのでクッションの役割をする物が必要になります。
そういったクッションの働きをするのがコラーゲンであると言えます。
そして、皮膚に目をやった場合は共に真皮にあることがわかります。
表皮の内側にあるのが真皮なのですが、皮膚組織において最も厚みがあります。
そのような部位の重さにて70%という比率を持っているのがコラーゲン繊維なのです。
極めて薄い繊維が網の目のように張られているのですが、水分を有しながら隙間を埋める形であるのがヒアルロン酸です。
繊維がたるみなく張っており、しっかりと水を含んでいるヒアルロン酸が隙間を埋めている場合は、弾力とハリが感じられる美肌になるという仕組みです。