乾燥肌に効果がある成分として知られているのが「セラミド」と「コラーゲン」です。
保湿効果のある成分ということはわかっていても、違いを理解しているという人は少ないと思います。
セラミドは表皮の角質層に存在する細胞間脂質のひとつになります。
細胞と細胞の間を埋める働きをしており、水分を蓄えて肌を保湿し、細胞と細胞の間を隙間無く埋めることで外側からの刺激を防ぐ役割があります。
コラーゲンは、細胞と細胞の間に網目のようにぞんざいしており、弾力を作ったり保つ働きがあり肌の土台といえる役割をしています。
どちらの成分も20歳を超えると徐々に減り始めていきます。
ハリや潤いをキープしたい場合には、これらの成分をしっかり補っていくことが大切です。
両方とも肌に塗ることによって保湿効果を高めることができます。
肌の保湿力が高まれば乾燥を防ぐことができ、肌のバリア機能を保つことで肌トラブルを避けることにもつながります。
また、内側からケアすることも大切です。
どちらも豚足や鳥手羽元、うなぎなどに含まれていますが、食品で効果的に摂取する場合には煮汁ごと食べるなどの工夫が必要です。
しかし、食べ物では分子が大きく吸収率が悪いためサプリメントなどで補うことが現実的といえます。